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パニック障害 カフェインによる影響と飲み物のカフェイン含有量

      2017/03/05

パニック障害にカフェインの成分は影響あるのか?

カフェインの入っている炭酸飲料やコーヒーを飲んだら、急に胸がドキドキしてきて体調が悪くなったという経験はないでしょうか?
実際にパニック障害の方にとってカフェインは発作を引き起こす要因になるのか、または全く関係ないのでしょうか?
今回はパニック障害の方にとってのカフェインという成分の作用と、自分の実体験を書いていきたいと思います。

カフェインのパニック発作を引き起こす要因と体験

まずはじめにカフェインはパニック障害の方にとって、発作を誘発すると言われています。これはとある実験でも実証されています。

カフェインはご存知の通り覚醒作用があり、よく眠気覚ましなどでも用いられるぐらいです。

そもそもパニック障害ではなくても、カフェインの過剰摂取で死亡した例もあるくらいです。実験では、

コーヒー5杯分のカフェインを摂ると被験者の半数以上のパニック障害患者は発作起こすことがわかっています。

カフェインは脳内のアデノシンという神経伝達物質の働きをストップさせる作用があります。

アデノシンとパニック発作を引き起こすノルアドレナリンのブレーキ役として働くので、カフェインを摂取することでノルアドレナリンはブレーキが効かなくなり発作を誘発させます。
自分の体験としても、パニック発作になって間もない頃にすごく悪いことばかりを考えてしまい、こんな事じゃダメだと思い少しでも外に出て景色を眺めリラックスしようと外に出ました。

そしていつものようにコーヒーが好きなので、セブンイレブンのコーヒーを飲み悪いことを考えないように外でリラックスしていました。

しかし、カップ半分を飲み終えた頃に、時間にして言えば、30分ぐらい経ってからでしょうか。

急に胸がバクバクしだし、不安な気持ちがこみ上げてきたのです。

そして残りのコーヒーを飲み干して、しばらく経つとますます具合が悪くなり、すぐに家に帰って横になってしまいました。

その後、少し考えると、前にも似たようなことがあり、その時も好きなレッドブルを飲んでいる最中の出来事でした。
普通のコーヒーもカフェイン炭酸飲料であるレッドブルもどちらも比較的、カフェインの含有量が多く、知識としてはなかったものの、体でパニック障害とカフェインは相性が悪いんだと感じました。

それからはカフェインを控えるように意識して、飲み物を飲んで具合が悪くなるということはなくなりました。
症状が落ち着いてからは、カフェオレやコカ・コーラなどを意識して時間をかけて飲むことならできるようになりました。

あの時以来飲み物で発作は出ていません。
少なくとも、パニック障害になりたての初期の頃や、症状の悪い頃には少ない量でも、お勧めできません。

飲み物に含まれるカフェイン含有量

各、飲み物に含まれるカフェインの含有量の表を作りました。

カフェインは、お茶やココア、チョコレート、紅茶などにも含まれるので、目を通しておいて損はありません。

自分もパニック障害になるまでは、お茶やチョコレートにカフェインが入っているなんて考えたこともありませんでした。

レッドブルなどもカフェインが多くて大好きなんですが、パニック障害になってから飲んでません。

ちびちび時間かけて飲めば大丈夫だと思いますが!(笑)

それでは最後に飲み物のカフェイン含有量をまとめておきますね!

100mlあたりのカフェイン含有量 mg
コーラ 15
レッドブル 32
コーヒー 60
抹茶 32
紅茶 30
ココア 30
煎茶 20
烏龍茶 15
玄米茶 20
ほうじ茶 10
玉露 160
チョコレート100g 60

目安にしていただけたらと思います。

ちなみに、玉露はカフェイン含有量がすごく多いですが、玉露や煎茶にはタンニンという成分が入っているのでカフェインの効果を抑えてくれます。

紅茶にもアミノ酸の一種テアニンがカフェインの作用を抑制するうえ、湯の中でタンニンと結合して体内に取り込まれるため、コーヒーに比べると穏やかに作用するといわれています。

なので玉露などはあまりとりあげられず、よくカフェインといえば直に作用するコーヒーがとりあげられるのです。

 

発作を引き起こしやすくするので、くれぐれも短時間での過剰摂取には

気を付けてカフェインと付き合いましょう。

 

それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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